12月17日 毎年恒例になっている 春日若宮おん祭りへ行ってきました。

今年で 875回目の 文化財指定古典芸能で すばらしい神事です。

お渡り式には1千人の大行列があったそうな 朝日新聞
関西電力の社長とかも 装束を着て 参加したそうです。 電気新聞

とくに 御旅所祭が お目当ての 舞楽を やってくれます。

15時くらいより 巫女舞がまわれていますが、一般の見学者は 御旅所には入れません。
16時頃 ようやく おん祭り保存会の会員は席を用意されています。
それ以外は 入り口のところで 立ちんぼ。 最後まで見るには結構辛いです。
保存会は 3000円なので、来年行かれる方は 入会された方がいいでしょう。

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童子が東遊 「駿河舞」と「求子舞」の二曲を舞う。

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おん祭り 当初から 舞われていた 田楽

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細男(せいのう)
真ん中の 社に 若宮さんをお祭りしています。

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神楽式
「シテの翁と三番目三が白の狩衣(浄衣)に白の大口をはき、面はつけずに舞う」
とのこと。

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ここからが 舞楽

まずは 振鉾三節(えんぶさんせつ)

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萬歳楽(まんざいらく)


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延喜楽(えんぎらく)

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賀殿(かてん)

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地久(ちきゅう)

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和舞(やまとまい)

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納曽利(なそり)  昼の競馬で 右が勝ったので、納曽利(なそり)から。

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蘭陵王(らんりょうおう)

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散手(さんじゅ)

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貴徳(きとく)

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抜頭(ばとう)

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落蹲(らくそん)

ここでだいたい 10時半 

その後 11時頃 還幸の儀(かんこうのぎ)と言って、真っ暗の中、松明を先頭に道楽をして、若宮さまが お帰りになります。
17日 深夜0時から17日24時の前にお帰りになります。
その時に50人くらいの神官が「オー オー」という 警蹕をする。 真っ暗闇に 響き渡る その音に 古来からの神事を体験できます。

席には暖かい炭を置いてくれるが、撮影ポイントはないので、体の芯から冷え切りました。

天理大学雅楽部の佐藤先生宅に泊めてもらったので、お風呂に入れてよかったですが、ほんと冷えました。

そのなかで 楽人さん 長丁場 ごくろうさまでした。

追記: 寮美千子さんによる 春日若宮おん祭つぶやきまとめ